(動画チュートリアル関連) UE4 でmap と level はどう違いますか?

動画チュートリアルを見ているとマップとレベルという語が出てくるのですが、UE4 ではこれらを異なるものとして扱っているのでしょうか?もしそうだとしたら、注意すべきことはありますか?

map (マップ) と level (レベル) は、UE4 では同じものとして扱われています。たとえば、次の画像をご覧ください。Open Level (レベルを開く) をクリックすると、Open Level ウィンドウが現れますが、そこで開かれているフォルダは、Maps フォルダです。

また、次の画像内のビューポートに表示されているレベルは、のように、ThirdPersonExampleMap という名前が付いています。

拡張子まで含めると ThirdPersonExampleMap.umap です。ファイル名にも拡張子にも map が入っていますが、ビューポート右下には、

Level: ThirdPersonExampleMap (Persistent)

とあります。つまり、レベルであるということです。

以上を見る限り、同じものとして扱われているということになります。マップもレベルも一般によく使われるため、どちらか一方しか使わないということではなく、両方使うということになるのでしょう。特に、ソフトウェアとソフトウェアを解説するドキュメンテーションは複数の人たちが作成しているものなのでこのような傾向となるのでしょう。コードなどではもっと厳密なルールを決めてさまざまなものに命名したりしますが、レベルやマップといった用語は意味が分かれば両方使って問題ないと思います。ただし、ビギナーの方は少し戸惑うかもしれません。

あえて違いを見出すのであれば、UE4 ではファイル名・ディレクトリ名 (フォルダ名) など厳密に表記する必要のあるものには map という語を使うが、表示的な観点・プレイヤー的な観点ではレベルという語を使う傾向にある (レベルエディタなど) ということです。しかし、その違いを知らなければ操作上問題が発生するというのであれば、必ずドキュメンテーション化されているはずなので心配はいりません。

なお、UE4 のドキュメンテーションでは、次のような説明があります。

アンリアル エンジン (UE) 4.0 の用語では、レベルはスタティックメッシュ、ボリューム、ライト、ブループリントの集まりから構成され、これらが合わせて機能することで、プレイヤーにとって望ましいエクスペリアンスを実現します。([『レベル』][3])

また、マップとレベルは一般的にも同じものとして扱われる傾向が強いです。

A level, map, area, stage, world, rack, board, zone, or phase in a video game is the total space available to the player during the course of completing a discrete objective. [Level (video gaming)][4]

(レベル、マップ etc は、個別の目的を達成する過程においてプレイヤーが利用できる全スペースです。)

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